油比の殿川の情報は、2016年3月時点のものです。
油比(ゆび)の殿川(とのかわ)
糸島の中心部、志摩の油比地区に、キレイな湧水の井戸があります。
ここ油比地区は地形的には山間部でもなく、どちらかと言うと平地なのですが、不思議な事にここにキレイな湧水の井戸があるんです。
昔は近隣の田畑の水源として、またつい最近まで地元の生活用水として利用されていたそうです。
志摩郡三良水の一つとされているそうで、そういえば近くの泊地区には「
泊産安の井戸」と呼ばれる、これまたキレイな井戸もあるのです。
ここ一帯は湧水の地域なんですね。
イトパラ スポンサー様募集しております。詳細はこちら
糸島市指定名勝 油比の殿川
ここが「油比の殿川」の建物、湧水の井戸に東屋が建っています。
案内板によれば・・・
「ここは8世紀頃「志摩郡」と呼ばれた地域の、あつて糸島半島を横断していた海峡と言い伝えられている「糸島水道」に面して位置する古い井戸です。
現在油比神社がある北側の岡は、中世の豪族「由比氏」が16世紀前半に居館を築いたところで、
殿川は、その入り口に近い重要な場所にあります。」とのことです。
殿様みたいな豪族がいたので殿川なのでしょうかね・・・
今もチロチロと湧き出る油比の殿川
今は、そんなに水量は多くなくて、チロチロと流れ出ている感じですが、昔はたいそう役に立っていたようです。
案内板の説明の続きです・・・
「以来絶えることなくこのあたり一帯の田畑を潤し、志摩郡三良水のひとつといわれ、
人々の生活用水となって近年まで簡易水道の水源としても利用されてきました」
つい最近まで生活用水として利用されてきていたようですが、いったドコから湧いてくるんでしょうね。
近くに水源となるような山があるわけでも無いんですよね。どこからかの水脈があるんでしょうね。
井戸の下流をもう少し整備して、河川公園っぽくすると、もっと観光資源としても価値が出るように思います。
既に各所で土地整備が行われていて、地脈、水脈などという概念が薄れて壊されていますが、
こういう水脈、地脈などは、土地のエネルギーに作用する大切な要素だと思うので、大事にしてゆきたいと思います。
志摩の水脈のエネルギーを感じに来てくださいね。
油比の殿川
油比の殿川の情報は、2016年3月時点のものです。
Line
Hatena::
Twitter
糸島 便利なマトメ情報