桜井神社の創建の基となった浦姫さまを知っていますか?
NHKの大河ドラマ「黒田官兵衛」の影響もあり、黒田藩縁の地が注目されているようです。
ここ糸島の桜井神社も、黒田官兵衛のノボリが立って、観光客を歓迎しています。
さて、その桜井神社。黒田藩二代藩主、黒田忠之公がお忍びしてアドバイスを受けていたのが、この浦姫宮の浦姫様なのです。
いったいどんな方なのでしょうね。浦姫様。
お殿様も通ったであろう櫻井の社を訪ねてみました。
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黒田藩の歴史の裏側には、浦姫さまあり
桜井神社から、山側を通って二見ヶ浦の夫婦岩に抜ける裏道沿いに浦姫宮はあります。
ふだんは地元の人しか通らないような道なので、浦姫宮を知っているひとは、神社マニアの人くらいかと思いますが、
黒田五十二万石を語る時に、浦姫さまの存在はなしでは語れないのですぞ。
浦姫宮の短い参道の階段下。
登ったところに、車が2台ほど停められる駐車場があります。
ここが浦姫宮
地元の方たちの丁寧なお祀りが見て取れる佇まいですね。
これからスピリチュアルな人たちのメッカとして人が多くなりそうな予感です。
浦姫様の千里眼は、黒田藩を救ったのか?
浦姫宮の横に、謂れが書かれてあります。
慶長15年(1610年)糸島一帯が暴風雨に見舞われた時、櫻井の小高い丘に落雷とともに大きな岩屋(洞窟)が現れました。
その岩屋は見物客で賑わうようになったわけですが、
その後、近所に住む浦新左衛門毎治の妻に神がかりが起こり、夢の中で岩屋に連れてゆかれたそうです。
岩屋の奥で神様のお姿にふれ、平伏していると、小石が顔に当り、夢から覚めたそうです・・・
その後、神様のお告げのもとに、5年間の五穀断ちの苦行を果たすと、不思議な力(千里眼)を授かったそうです。
そうして、浦の婦人に聞けば、わからないことはないと評判になり、浦姫様と呼ばれるようになったようです。
さて、その噂が時のお殿様である黒田藩二代藩主黒田忠之公の聞き及ぶところとなりました。
お殿様は、黒田のお家騒動の時にも相談したと云われており、家臣の言葉よりも浦姫様のいうことを聞いたとも云われています。
その後も、事ある毎にお忍びで浦姫様のもとを訪ね相談事をしたそうです。
糸島にはスゴイ人がおられたのですね。
その浦姫様がここ櫻井地区におられることもあり、糸島は筑紫の西の果てにありながら、お殿様が通う場所として有名なところであったようです。
「殿様通り」や「相薗橋」などの当時の様子を偲ぶ名残がそれを示しています。
黒田の殿様が通ったであろうその道を歩いてみてください。
浦姫宮 (浦姫社)
糸島市志摩桜井3315
駐車場 あり
■関連情報
・二見ヶ浦 夫婦岩
・
桜井神社 本殿
・桜井神社 大神宮
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